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こころのむくままきのむくままにげーむして遊ぶ日々
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独断と偏見で、どーいう会社が「いい会社」なのかについて語っちゃいたいと思います。

 

1、資本金の額は多ければ多いほどよい

 資本金の金額は、その会社の社員に対する待遇と直結しています。 

 ここで言う「待遇」とは、お給料の額のことではかならずしもありません。 


 A社の資本金が100億、B社の資本金が10億、C社の資本金が1億、D社の資本金が1000万円だとします。

 じゃ、A社はD社の1000倍のお給料がもらえるのかというと・・・そんなわけはないよねw 

 AとBとCが、Dよりも、たくさんお給料もらえるのは間違いないです。 

 でも、AとBとCの間で、そのままお給料の額が大中小になっているかというとー意外とそんなことなかったりします。

 ただ、年収はそうなのですが、オフィスの環境とか、福利厚生とか、そういったお話はこれはもう資本金の額に綺麗に比例します。 

 100億の会社で働くひとたちは、自社ビル(かそれに準じる)ところで働いてますから、ビルのオーナーに気を遣って働かなければならない・・・なんてことはまずありません。

 仮に貸しビルにオフィスがあったとしても、その貸しビルは繁華街の真ん中かそのすこしはずれにあり、綺麗で、最新設備もあり、といった感じです。 

 10億の会社はちょっと微妙。 

 1億の会社はもっと微妙。

 1~10億クラスの会社は結構数が多いので、ある程度の基準みたいなものは自然とできあがってるみたいです。 

 このクラスの会社さんたちは、どこにいっても似たようなオフィス環境でした。


 最悪なのが1000~5000万円クラス。 

 このクラスは会社としては要するに下請けクラスですから、オフィスのお掃除も社員がします。

 セキュリティなんてないも同然です。

 社内ネットワークもよく切れたり、その対応するひともいなかったり。。 

 そもそも基本的に下請けクラスはひとを外に派遣することで食べてる、要するに人売りみたいなものですから、オフィスになんて社員のうちのごく一部しかほとんどいません。

 そして、その社員のひとたちはころころ入れ替わります。


 また、客先常駐というのものがどれだけ気苦労が多いものか、、、これは下請けクラスで働いたことのある正社員のひと、あるいは契約社員のひと、派遣社員のひとたちならよくわかるかと思います。 

 でもでも契約社員や派遣社員のひとは、将来の保証とひきかえに、月収の額は正社員のひとよりかなりいいのです。

 「いまがよければいいやー」という考え方のひとなら、契約社員や派遣社員、さらにはフリーエンジニアのほうがきっといいと思います。

 年収2000万円なんて、正社員でなろうとおもったらえらいことですが、フリーエンジニアではけっこーそんなひといます。。

 

2、残業代全額支給じゃないとだめ 

 これはもう当たり前。 

 裁量労働制、みなし残業制、残業代の一定額支給、などなどはぜーったいにダメです!!!!(きっ 

 サービス残業させられる会社だと、会社はいくらでも社員に残業させます。

 残業いくらしてもお金にならない(あるいは一定額しかもらえない)のって、すっごい勤労意欲そぎますよー。 

 というか生涯年収に換算したら、すっごい額会社にぬすまれちゃってるわけで・・・。

 

3、フレックスタイムはだめ 

 フレックスタイム制の会社は駄目です。 

 なぜ駄目かというと、「残業がしにくい」からです。 

 しにくいというか、フレックスタイム制の会社は基本的に10~15時前後がコアタイム(この時間帯は全員出勤しなければいけない)で、あとは自由です。 

 自由というか、要は1日8時間以上働けばいいよーとなります。

 こういう環境だと、上司はなんとなく10時間とか12時間働いている人に対して冷たい目を向けるようになります(ほんとよ?

 フレックスタイム制で残業代払いません、という会社はけっこーめずらしいのですが、これはこういう理由です。 

 残業しずらいのです、フレックスタイム制。 

 いくら残業してもお金にならないのもつらいですが、ぜんぜん残業させてもらえない(つまりお金がほしいときに稼げない)のもつらいです。


 ただし、世の中にはヘタに残業代もらうよりもよっぽどたくさんのお給料ははじめからくれる会社様も(ごく少数ながら)存在しています。

 そーいうのは例外だったりしますw

 

4、カジュアルはだめ

 私服でいいよーという会社があります。 

 ダメです(きっぱし


 楽じゃん、とか、お金かからないじゃん、とかいう声もきこえてきそう(きょろきょろ)ですが、大切なことを忘れてはイケマセン。

 それはなにかというと、「実力がないひとはいずれ危ない」という事実。 

 やっぱりひとはひと。 

 制服着てないと、どーしてもお仕事ふまじめ(というかわきあいあい?)になるのでする。 

 私服OKな会社のひとで、入社してどんどん能力がのびたひとあんましみたことありません。

 さいしょからすっごい能力高くて、入社後もそのポテンシャル保ってるひとならけっこーいるとおもうけど・・・(それはまた別のお話 


 ただし、能力と年収や社内的ポジションは必ずしも比例するものではありません。

 能力は今でじゅーぶん、あとはたのしく人生おくりたい~♪、というのでしたら話は別だったりします。

 私服だとやぱりリラックスして楽しくお仕事できますからね。

 そのかわりいまいち緊張感がないのですが・・・まあ、それは、ね・・・。

 

5、外資系はだめ 

 3「フレックスタイム」と4「カジュアル」はけっこー外資系(あるいは外資が親会社)の会社に多いです。

 外資系のところというのは、いい意味で言えば能力主義で、べたべたした人間関係があんましない傾向にあるみたいです。

 強制飲み会の回数も国内資本に比べると少ないですし、社員旅行とかもしないところのほうが多いです。

 そのかわり、外資系の会社を訪問してみると、ひとつ気がつくことがあります。 

 それは「やたらと若いひとばっかり」という点。


 いないのです。

 あんましご年配のひとがー。 

 これをよくグローバリズム万歳的な知識人のひとたちが「能力主義の結果だ」みたいな言い方をします。

 でも、ちがうの。

 どしてかっていうと、本国(外資なんだから当然本国があります)のひとたちをみてみると、ちゃんとご年配のひといっぱいいるから・・・。


 そりゃーそうよねー。 

 中国とかに進出してる日本企業も同じことしてるんだけど、中国の日本出資企業で働く中国の人たちからみたら、わたしたち

 日本が「外資」です。 

 そして、こっちはお金を儲けるために中国にお金だして会社つくって人雇ってるんだから、とーぜん若くて給料安いひとしかイヤです。

 能力主義じゃないの。 

 たんに国際的な意味での「下請け」なだけ(^^;

 外国のひとたちが、日本人の社員のひとたちのこと、自国民の社員のひとたちと同等に考えると思うー?

 逆を言えば、会社をみたときにちゃんとご年配の社員のひとがいる会社は、ちゃーんと定年まで働ける(可能性が高い)いい会社ってことになります。


 それにね。 

 若い人ほど(って、わたしもまだ若いけど!!!)お年寄りを軽視する傾向があると思うけど(たぶん)、やっぱり経験は大事。

 昔の知識がないとわからない問題って、実はいっぱいあるし、それはそのころ生きて働いていた人たちからしかやっぱり教えてもらえないのだ(本で読んでもだめー。 

 それにそれにやっぱりご年配なひとって、仕事場の空気をつくったり、読んだり、変えたり、あるいはお客様と折衝したり、といった「対人スキル」では若い人より圧倒的にすごいです(例外もあるケドw

 こればっかりは年の功がないとむりなのよねー。。


 ただ、短期間に一気にガーっと稼いで、それで自分で会社おこそうと思ってる、とか、そーいうパターンの場合は別です。

 フリーランスほど危険じゃなく、かといって国内系だったらありえないほどの高収入、というのが外資系では可能ですので。

 一生いよーと思っちゃだ・め・よ♪、なのですが~。

 

6、繁華街にオフィスがない会社はだめ

 土地の力というものをバカにしてはいけませぬ。 

 ひとがいっぱいあつまるところ、お金がいっぱいあつまるところ、そんなところで毎日仕事をしているひとと、そうでないひととでは、すぐにではでなくても時間が経つにつれて着実になにかがちがってきまふ。


 さびれた場所にいると、その場所をさびれさせた「なにか」がどよーんと徐々に染みついてきます。 

 すっごい非科学的なお話だけど、これはねー、、、ほんとそうみたいなの。

 科学では説明できないコトもあるのですだよ(たぶんほんとは科学的な根拠もあるきがすりゅ?


 楽しくわいわいお仕事して一生終えたいなーってひとは、逆ですけどね。

 そのバヤイはいっそすっごい田舎のほうがほのぼの&まったりとお仕事できるかと思います。

 若い頃からいきなりそれしちゃ駄目だとは思いますが。

 それなりに自分でどこにいってもごはんたべられるだけの知識と経験(=手に職?)つけてからじゃないとね。

 

7、社内開発100%じゃない会社はだめ

 客先常駐させる会社はダメです。

 アウトソーシングっていう単語が業務内容にある会社は、客先常駐を必ずさせます。

 社員の人数に比べてオフィスが小さいところは、(物理的にムリなのですから)間違いなく社員を下請けとして派遣しています。 

 派遣されるのなら、ピンハネ額の少ない契約社員や派遣社員、あるいはフリーエンジニアにはじめからなったほうがいいです。

 もらえるお金の額が全然ちがいます。


 正社員になるのは、きちんとひとつの環境に腰を据わらせて、ゆっくりしっかりと仕事をして自分を育てるためです。

 そうでないと将来の保証なんてありえないです。 


 客先常駐させる会社は、社員を育てる気がない、と言っているのとイコールです。 

 自分だけで自分を育てる(あるいは将来を保証する)のなら、より報酬額の多い契約形態をとったほうがいいにきまってます。

 正社員がやたらとピンハネされるのは、会社として育ててもらい、会社として将来を保証してもらう、そのための手数料です。

 手数料だけとっておいて、その義務を果たそうとしない会社にいるひとは、いずれ会社に裏切られます(すでに裏切られているのだけどね)。


 それに、社外にひとをだしちゃってる会社では、技術の蓄積が進みません。

 技術が蓄積されていかない会社がのびることもありえません。

 たまににもかかわらずのびてる会社をみかけますが、たいてーしばらくみてると社員の人たちに「ふざけるな」的な反乱を起こされて有能な人材に逃げられ、あっさり空洞化が進んでいきます。 


 というか、会社がいくらのびたって、社員のわたしたちにとっては待遇とか仕事内容がよくならないと意味がないわけで・・・。

 

8、募集内容に注意

 複数の開発言語が募集要項にならんでる場合、その最初(いちばん左)の言語がその会社におけるメイン言語です。 

 たとえば、「JAVA、C++、VB、その他」とあったら、開発における使用言語の90%はJAVAだと思った方がいいです。 

 会社としては優秀な人材はいくらでもほしいので、面接のときに「C++の経験が豊富です」と答えるひとがいたとしても、「はいってから勉強してもらえばいいから」とか「C++の案件もあるから」などと、言います。 


 断言します。 

 面接時にそう言っていたからといって、実際に採用されたあとに「いま勉強中です」みたいな感じで仕事をしていたら、「今度はいってきた子は能力低いね」と上司のひとも人事のひとも即座にみなします!!! 

 「いえ、面接のときにわたしはC++の経験がほとんどで、JAVAはあまりだとちゃんと・・・」などと言ってもきいてくれません。

 そこで頑張ってJAVAを覚えて実務経験を積んで、それを財産として次のもっとランクが上の会社に行く、という選択肢を選ぶのならば別にそれはそれでいいのですが、もしそうでないのならば気をつけなければなりません。 


 基本的に転職時には、前職における年収額より50万円くらいアップが限度です。 

 そして、前職の年収がいくらだったのかは、源泉徴収票でちゃんとチェックされます。

 年収アップと能力&経験値アップ、どっちを優先するのかは難しいところなのですが、とにかくあんまり査定が悪いとつぎの転職にも影響がでる・・・ということだけは覚えておかなければならないと思いまふ。

 

9、パッケージ開発会社に注意

 システム開発にはいくつかの業務パターンがあります。


 いちばん簡単にはじめられて楽に儲かるのが人間をただ派遣していればいいアウトソーシング系。 

 ただし、これは単純に所属するエンジニアの人数がそのまま会社の売上額ですし、エンジニアも馬鹿ではないのでずーっとこれをしてるとやがて逃げていってしまうので、会社の空洞化を招きます。


 いろいろな会社からの案件をその都度受けて頑張る受託開発系。

 これはアウトソーシング系とかなり似ているというか紙一重な部分があるのですが、開発の主導権がべつの開発会社(あるいは依頼元企業)にあればアウトソーシング(この場合、ひとをそちらに貸し出すことになりますので・・・)という名の人材派遣ですし、主導権が自分たちにあれば受託開発です。 


 この違いがなにか重要なの?、というと、じつは非常に重要です。

 なぜなら主導権が相手にある場合、開発によって得られるノウハウのいちばんおいしいところは絶対に独占しようとするからです。 

 どんな開発もかならずそれによって得られる知的財産(他のプロジェクトに応用可能な基礎クラス、ドキュメント、等)がありますが。。


 この蓄積はかなり会社の将来を左右します。

 わたしも経験があるのですが、たとえばある案件がお客さんからきたとします。 

 その案件とよく似た案件をすでに過去に開発済であった場合、戦略として2パターンあります。

 普通どのお客さんも(一応)おおまかな調査などをして、その案件を開発するのにどのくらいの工数(予算)が必要なのかは調べてます。 

 すでに開発済のもろもろを応用(というか流用)できるのならば、その本来の工数よりも大幅に短縮した工数での開発が可能となります。 


 そこで、パターン1「うちは優秀なので、他社よりもこんなに少ない工数でつくれちゃいます」大作戦。 

 お客さんの目の色は明らかに変わります。 

 こういうことを何度かしていると、そのうちに「専属契約しませんか?」みたいなお話になって、その会社様の案件すべてをまかされるようになっちゃったりするのです(おいしひ


 逆に、あんまりその会社様と専属契約してもうまみがなさそうな場合。 

 これは小さい会社様ですねー。 

 大きいところなら、その後もいろいろまた案件がでてくるでしょうから、まちがいなくパターン1ですけど、小さいところなんてそうそうシステム開発が必要になることありません。


 そういう場合には、パターン2「本来必要であろう工数よりすこしだけ少なめの工数をお客様に提示して、実際の作業は少ないぞ、と」大作戦。

 お客様には「いやーなかなか大変ですね」みたいなお芝居をしておいて、実際には他案件の開発済システムの流用ですから、ささっと終わらせて他の案件の開発にリソースをまわしちゃいます。

 そしてお金はちゃんといただきます(おいしひ


 3番目が、うまくヒットすれば一気に会社が大きくなる可能性のあるパッケージ系。

 ただし、パッケージ製品はどこでもすぐにつくれるようなものなら商品価値がないので、なんらかの独自技術やアイデアの蓄積が必要となります。また、パッケージは開発してすぐに売り出せるものではなく、リリースまで何年もお金と人材を投資しなければなりません。

 売れればいいのですが、もし売れなければこれらはすべて虚空に消え去るのですから、そのリスクはおそろしいものがあります。 


 最後に、ある特定の会社様(多くは大企業)と直取引で、その開発を一手に引き受けるグループ企業系。


 さて、これらでいちばん安定していて待遇も良く、仕事内容もいいのはどれでしょう?

 答え:グループ企業系。

 じゃ、逆に、いちばんだめなのはどれでしょう?

 答え:グループ企業系以外の全部(俗にいう"独立系"よね)


 ただ、そのなかでも特にだめなのが「パッケージ開発」系です。

 なぜかというと、アウトソーシング系・受託開発系は広く浅くいろいろな案件を担当できる場合がほとんどなので、そのときは苦労しなきゃいけなくても、あとで次の転職先への道のための経験値となりえるからです。 

 ところがパッケージ開発系はあたりまえですが非常にかたよった(狭く深く)開発に従事することになるので、ある特定の業務知識は身に付きますが、これはまずいのです。 


 どうまずいのかというと、「パッケージ系は将来性がかなり不安」なのです。

 もちろんOracleとかあのクラスになっちゃえば話は別なのですが、勘定奉行とかみたいなクラスまでだとなにかあればすぐぽしゃります。 

 「いい会社」とは、「一生いても大丈夫」「一生いたい」会社のことですが、逆に「そこにいることでもし会社をクビになっても次の会社でも活躍できるだけのなにかを得られる」会社のことでもあるのです。


 知っているかぎりでも、かなりの数のエンジニアがパッケージ系に就職して、そしてそのパッケージがなにかでぽしゃって、会社の業績が急速に悪化して待遇が悪くなったり準備不足で転職せざるを得なくなったひとが何人もいます。

 パッケージ系を選ぶのなら、最大手クラス(ベンダー資格をその会社で独自にだしてるくらいのクラス)以外はダメです。 

 いちかばちか、今はマイナーだけどいずれは!?、とゆーところに賭ける手もあるにはありますがw

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そりはもーかんたん。

一流大学でれば、自然といい会社にはいれま・・・・す、とはいかないのが世の難しさ。

わたしは実際にそーいうひとをしっていますが、東大でてたってガードマンを仕事にしてるひといるくらいです。

どんなにいい大学をでてても、(筆記試験はともかく)面接で面接官に「この子いらない」と思われればとってもらえません。

バブルのころなら別だったと思うけどねー。

そのバブル期入社組の子たちも、いまは若年リストラ対象。

結局、実力がともなっていないと、駄目ってコトでふ(うう


だけどね。

大学に入るためにずーっと勉強するその勉強内容ってば、実社会の仕事にまったく無関係なわけじゃないけど、かといって それで実戦に入れるかというとそんな内容ではありませぬ。

学生の頃は学校の人気者で優等生、だったひとが、社会にでたら落伍者。

とかー。

逆のおはなしも、社会ではいっぱいありふれています。


もちろん、学生のころのまま社会でも高い地位を保ってる人もいっぱいいますけど、そーいうひとはみていると生まれがちがいます。

うまれがちがう、というのは、実家にお金があるとか、生まれつき高い能力(みためとか頭とかねー)をさずかってるとか、といったお話で、多数派のひとたちはこれにはあてはまりません。


じゃ、結局のところ、どうすれば確実に「いい会社」にはいって、いい一生を送れるのか?

でございますね。

一部の知識人のひとたちは「いい会社にはいることがいい一生につながるわけではない」といいますが、そりゃものごとには なんでも例外があります。

でもふつーに考えて、世の大半のひとにとっては、やっぱりそれがいちばん確実な幸せになるための近道でございます。


自慢じゃありませんが、わたしのでた大学は三流の国立大学です。

わたしはっきりいって勉強できました。

高校二年生までは・・・。

二年生の後半頃、まあ、思春期によくありがちなお話があって、そっちに夢中になってしまいました。

勉強なんて全然しなくなったですよ、はい(むー

そのひとには三年生になってすぐふられちゃったのですけど、そのあと現実にもどって愕然!!!

ほぼ半年くらいまーったく勉強しなかったわたし。

学力テストの結果はおそろしいくらいに下がり。

半年のブランクはとんでもない人生の現実をわたしにみせてくれました。

それまでわたしが勉強教えていた子に、逆に「ねえねえここって」と教えを請う日々。

うぅ。

おのれ、だましたなー(いあ、ちがうけど

いまかんがえれば、あのひとがわたしのことをふったのも、理由がわかります。

わたしはただ夢におぼれていて、全然現実からにげていました。

あのひとはちゃんとわたしとつきあいながら勉強もしていました。

ほかにもいろいろ努力していました。

でも、わたしは楽しくて楽しくて、あのひとのその邪魔ばかりしていました。

あほです。

そりゃーふられます(あほ女だから!!!

しくしく(タイムスリップできたらにゃーって、したくないわんっ!!!!きー


わたしにはひとつの夢がありました(ほかにも

それは「婦警さん」になることでした。

うちの兄は番長です(うわー・・・

そんなバイオレンスな兄は、小学校低学年のわたしにいきなし空手を習わせました。

段をとると、つぎに強制的に柳生流剣術を習わせました。

なにかんがえてたのかうちの親は反対しませんでした(なぜ!?

いちおー文学少女の仲間だったはずのわたしは、高校の頃には立派なバイオレンス少女になっていました。。


バイオレンス少女はしかしながら不良にはなりませんでした。

かわりに、風紀委員になりました(反面教師よ。おにーちゃんありがとー♪

そして、一生風紀委員したいとおもいました(うわぁ


警察官採用試験を受けるには、高校卒業以上かまたは大卒かで選択できます。

親戚に警察官してるひとがいると受かりやすい、というお話を聞きました。

わたしにはそんなひといません。

近所のおじさんで元警察官(汚職かなにかでクビになって、不動産屋さんしてるひと)がいました。

このひとのお話によれば、「高卒の警察官は大卒の警察官に犬のように扱われる」とのことでした。

いぬ!?

いぬはやだー(わーん!!!

大学に行こうとおもいました。


とにかく大卒ならなんでもいいのよねーと思って、センター試験後、いちばん受かりやすそうなところに願書だしました。

あっさり二次試験受かりました。

はれて大学生になりました(ばんざーい


そして、4年後。

警視庁警察官採用試験を受けました。

一次試験楽々とっぱ(この4年間はしっかり勉強してたのだ。ほほほー

二次試験の運動系も楽々とっぱ(身体が資本よ!!!

そのあときたのが、運命の面接試験でした。


・・・。

わたしはうそがつけないひとでした。

いまのわたしなら当時のわたしにこういってアドバイスするでしょう。

「うそひとつつけない人間が、会社の(このころなら社会の)役にたつと思う?」

「たかが15~30分の面接試験の場で、相手に自分をきちんとアピールすることすらできない人間が、会社の役にたつと思う?」

うそをつけないわたしは。

ありのままに日頃思っていることを面接官の人にいいました。


ドラマではよく、こーいうことをするひとが、面接官の人に感銘を与えるみたいな場面があります。

でもそんなこたー実際の面接では(ほぼ)ありえません。

面接官の人は、わたしたちが言ってることがほんとかうそかなんてどうでもいいらしい(と、人事のひとが言ってた)のです。

ただ自分がなにをききたいのかをきちんと察して、それに即した解答をどれだけうまいことできるか?

つまり、場を読む力、あるいは自分をアピールする力、つまりはどれだけ人格が練れているか、をみているのだそうです。


人格が練れていない人間など組織には必要ありません。

そして、その時点で能力が足りなくても、人格さえきちんとしていれば、あとでいくらでも学んでいくことが出来ます。

ここでいってる人格とは、「いいひと」の人格ではないそうです。

わたしが会社で仕事をするようになってから、ある先輩からこういわれました。

「善人は自分だけを幸せにする。自分は善人であることに満足できるから。
 でも、悪人は自分と他人は不幸にするが、身内を幸福にする。
 きみはどちらを選ぶ?
 生きていく以上、どちらかしか選択肢はない」

このころのわたしは前者でした。

面接に落ちました。

そのあと、あわてて民間企業を受けましたが、ぜんぶ落ちました。

当然です。

いまのわたしは面接のための指導を人事のひとからまかされることもあるくらいですが、そのわたしからみて当時のわたしの

面接なんてみられたものじゃなかったと思います。


そして、わたしがなんとかはいることができたのは、当然「ひどい会社」でした。

あるシステム開発の零細企業。

大手企業の3~5次下請けくらいのところです。

残業代は一銭もでません。

でも残業時間は月150時間くらいありました(もっとかも?

親会社のひとたちからはバーのホステスみたいに(実際みたことないけどw)扱われました。

当時はセクハラだめよ関係のお話とか全然ありませんでした。

といっても、身体をさわられたりとか、そーいったことはさすがにありませんでした。

でも、そのころの直属の親会社の上司(わたしたちは課長と呼んでいた。別に役職かちょーじゃなかったのだけど・・・なんとなく?)

には、ろこつなくらいに誘われました。

ことわるたびにへんな仕事押しつけられました。

ほんとにじょーだんぬきで殺してやろうかと思ったこと何度もあります。。。


そこで登場するのが先述の先輩でした。

先輩というか、契約社員のひとなのですが、まあ実際の感じは正社員も契約社員も変わりません(零細企業だしね

彼は小学校すらでてないひとでした。

いろいろすさまじい生い立ちを経てきているらしく、普段はおだやかなのですが、たまに発する先述のような言葉はものすごく重みがあって、胸にぐっさりときました。

あとできいたお話では、もうほんとに社会の最底辺のようなお仕事(893がらみ系からなにから)もしたことがあったそうなので、

たぶんコロスかコロされるかって世界も経験があったのでしょう(たまにすごいオーラをはなつときがあったの


先輩はわたしをいぢめました。

いぢめるといっても、課長とはちがい、理不尽なことはありませんでした。

ただそのときわたしができる仕事より、かならずつねにすこしだけ上の仕事を与えるのです。

そして、わたしがそれを(当然)できなくて夜遅くまで残業してると、それにつきあってくれました。


(残業代もらえない)正社員のわたしとちがって、先輩は残業すればするほどお給料が増えました。

なので、わたしに面と向かって、「おかげで今月はほくほくだ」みたいなことをいいました。

このやろーと内心思っていましたが、でもこの先輩がわたしは好きでした。

たぶん生涯ふたりめの好きになったひとだと思います。


残念ながら先輩はすでに結婚していて、お子さんが5人もいました(しくしく。。。子だくさんだしぃ。。

奥さんは東北のほうの旧家のひとで、家族写真をみせてもらうとすっごい大豪邸に住んでいました。

「どうしてこっちで仕事してるんですか?」とわたしがきくと、「こっちのほうが給料がいいから」とか、いろいろ理由はありました。

でもこれもあとで知ったのですが、先輩のお父さんが病気で、いい病院が東北にはなかったのですねー。

お母さんのことは絶対に先輩は話してくれませんでした。

なんとなく察するところがあったので、わたしも絶対ききませんでした。


先輩にきたえられているうちに、わたしはいつのまにかたいていの開発言語が使えるようになっていました。

警察官になろうと思っていたわたしです。

コンピューターなんてコの字も(はおおげさかな。。。でも、パソコン通信くらいしかできなかた)しらなかったわたしは、それなりに

親会社のひとたちから評価を受けるくらいになりました。


プログラマーとしてのレベルは満たしたので、つぎに先輩はシステムエンジニアとしてのお話を教えてくれるようになりました。

先輩の教え方というのは基本的にはすごいスパルタで、とにかくいきなりその仕事にほおりこむのです。

そして、失敗させます(わざとさせるわけじゃないけど、するにきまってるよねー。

ただそこで先輩がほかのひとたちとちがったのは、先輩はそこで「失敗したことを書いてね」と言うのです。

書く・・・?


「人間は書かないと覚えない」というのが先輩の持論でした。

いろいろな参考書に書いてあることも、赤線ひくだけじゃだめで、「必ずどこかに書き直してね」と言うのです。

めんどいなーと思いながら書いてましたが、これがあるときすごい効果をもたらしてることにきがつきました。

たしかに、書いたことだと、ぜんぶ覚えているのです。


しかも先輩は失敗したことを書いた後、その解決策(by先輩)も書いてねーと言いました。

がんばって書きました。

そのうち、わたしは先輩の思考回路のようなものをみにつけるようになりました。

言葉にするとちがってしまうのが難しいのですが、プログラマーとシステムエンジニアの違いがわかりました。

どれだけ多くを知っているか、がプログラマーの力の源のひとつです。

でも、システムエンジニアの力の源は「考え方」でした。

考え方というか、「***ということがあったときは、さいしょにまず***をして、つぎに****をすべきであろう」というその思考の流れ方です。

こればっかりはどんな参考書を読んでもだめですし、そもそも解答も100人いれば100通りです。

ただ、やっぱり近似値というか、それなりの範囲内での解答が現実に即している場合が多いので、毎回とにかく仕事に投げ込まれて失敗し、そのとき自分がだした解答と先輩の解答の差異を教えてもらう、という繰り返しはものすごくためになりました。

もちろんこれはあとで自分がかつての先輩の立場になったときにちょっと微笑しながらわかったことで、当時はそれどころじゃありません。

ただ、あえて未経験の仕事を任せることで、そして当然失敗させることで、そのときのお客様がどれだけ忍耐強く待ってくれたか、を 教えて貰うことで、言葉だけではない実感としての「お客様を大切に思う気持ち」は生まれますし、それはもう経験するしかありません。


先輩の思うつぼ、という感じだったですねー。


そしてある日気がついたのです。

「あれ、わたしのほうが親会社の担当者のひとたちよりも、能力上じゃない・・・?」ということに。

慢心してるのかなーとおもって、先輩にそれとなくきいてみました。

「あたりまえですね」と返されました。


そう。

命じられるままにシステム開発における理不尽をすべて押しつけられて月300時間近く働き続けなければならない下請けの人間は、やがて親会社の担当者さんたちよりも必然的に能力が上がってしまうのでした(おお!?

そのことを経験豊富な先輩はよくわかっていて、ただ、ふつうはそこまでいくまえに逃げちゃうのだそうです。

それを先輩はわたしに(あえて)許しませんでした。


後輩の子がはいってきても、その子にわたしがそれをさらに押しつけることを絶対に許しませんでした。

正直、他のチームのわたしの同期のひとたちはすでにそうしていましたから、先輩のことを恨んだこともあります。

それでも、先輩はむしろ後輩の子が本来ひきうけなければならないはずの理不尽までもわたしにさせ続けたのでした。


ある日、先輩はわたしに「転職活動しなさい」みたいなことを言って、会社との契約を終了してしまいました。

何回かそのあと待ち合わせてごはんたべにいったりはしましたが、もうそれだけでした。


先輩がいなくなった会社は急につまらなくなりました。

それまで我慢できた数々の理不尽が全部我慢できなくなりました。

わたしは行政書士の資格を持っています。

労働基準法それなりに知ってます(みんな知ってると思うケド

時間外労働賃金、休日労働賃金、そして有給休暇。

約束されたそれらはわたしたちにはすべて支払われていませんでした。

わたしは労働基準署に証左となる勤務月報すべてをもって駆け込み、俗に言う「匿名の調査依頼」をしました。

会社は査察を受け、わたしたちにすべてを支払いました。

このときの経験は、のちの行政書士事務所でのアルバイトに大いに生きることになりました(これも先輩のおかげよねー・・・はうう♪

全社員と退職社員への過去2年間分の全額一括支払いはかなり苦しかったみたいで、その後、会社の売上額は明らかに落ちました(時間外手当の請求権は2年が時効

まえとちがってきちんとイロイロし払わなければならなくなったので、同じように仕事を受けられなくなったからです。

そこで会社は別作戦を立てました。

裁量労働制、みなし残業制、残業手当の一定料金化、などです。

これらは合法的にサービス残業を社員にさせるための方法でした。

わたしはこれには対抗しようがないことをよく知っていました。


転職活動開始。

よく転職活動をいまの会社を辞めた後にする人がいますが、これは絶対にしちゃだめなお話です。

転職活動をしながらする前と同じ仕事なんてできるわけがありませんので、当然現職の会社からは「さいきん仕事に身が入ってないな」みたいなお話はでて、怒られたりイヤミ言われたりはするでしょう。

でも、いい会社に巡り会うには、タイミングと運が必要です。

すぐ巡り会うことができるひともいれば、長くかかるひともいます。

その間ずーっと無収入(あるいは低収入)だったら、あせって、いい会社に巡り会う前に内定を決めてしまいます。

それだけはしてはいけません。


有給とりまくりました。

病気にもいっぱいなりました。

会社はあやしんで、でも「きみ会社やめるの?」とも言い出せないみたいで、急にわたしの美しい未来像みたいなことをよく言うように なりました。

何年後かには幹部になってほしい、みたいなお話がでました。

やたらと飲みに誘われるようになりました。


そして、ある会社様からご内定を頂きました。

お客さんとシステムエンジニアとして折衝しているうちに、うそもつけるようになったからです。

うそ、というのは、本当の意味でのうそではなくて、つまりはセールストークという意味です。

システムエンジニアとしては自分の所属する会社を売り込むためのセールストークをひたすらしてましたが、それを自分に応用するのは ごく簡単なことでした。


年収が一気に増えました。

あたりまえです。

いままではシステムエンジニアの仕事をしていながら、プログラマーのお給料しかもらってなかったのですから。

時間外手当をいただけるようになったのですから。

それ相応の基本給と、その他諸々の手当を頂けるようになったのですから。


わたしは急速に「年収を上げる」というゲームが楽しくなりました。


そう、これはゲームです。

なぜなら、現実の世界では、べつに能力があるから年収が高いわけでも、能力がないから年収が低いわけでもない、ということがよく わかったからです。

要は自分の立ち位置の問題、所属する会社の問題、ただそれだけなのです。

おなじ能力があっても、目の前に差し出してもらえる仕事の内容が儲からない内容なら、年収は低い。

儲かる内容なら高い。

ただそれだけのこと。


もちろん、その仕事をこなす能力がなければ、高い年収もらえません。

大学卒業したばかり(あるいは卒業予定)の子たちが、将来的にそのこなす能力を身につけられるかどうかはまったくの未知数です。

ただ、身につけてくれる人材の補充は会社としてはどうしても必要です

だから、できるかぎりその可能性の高い新入社員がほしいと思うから、会社はより一生懸命勉強しないと入れなかったはずの大学の 子たちをほしがるし、手を変え品を変え謎な心理テストをし、試験をし、そして面接をするのです。


でも、目の前にすでにその能力があることを(過去の実績で)証明している人材がいるとします。

そのひとの卒業大学が三流であろうと、前の会社が下請けの下請けのまた下請けの名前も聞いたことのない零細企業であろうと、 そんなことは会社にとってはどうでもいいことです。


そしてわたしは、かつての就職活動時代には書類選考すら通らなかった会社の社員となりました。

その後も、次々にわたしは転職を続けました。


はっきり言います。

おなじ会社で3年頑張るよりも、いいところがあればどんどん転職しちゃったほうが、年収は上がります。

こりはあたまもわるくて要領もわるすぎなわたしが身をもって証明した事実です。


転職というとちょっと語弊がありますね。

職変わっちゃ駄目です。

おなじ職種で、ただ、前よりもランクが上の会社に籍を移すだけです。


先日、わたしは最初の会社の頃の同僚にばったり会いました。

どこで?

協力会社(よーするに下請け会社)から送られてくる協力要員(・・)の選考というか面接というかチェックというかの場でです。

わたしが面接する側で、そのひとが面接される側でした。

どっちもそのことは全然知らなかったので、会ってびっくりでした。

でもココはビジネスの場。

そんなことはおくびにもださず、びしびしと過去の経験とかスキルとかを問いつめました。

そのひとは敬語でした。


ちなみに、かつてのわたしはそのひとの1年後輩でした。

いまは上司というか、親会社というか、上の会社の社員です。

そのひとにいくら単価を支払うのかもわたしが決めます。

単価表をみました。

会社に対していくら時間当たり払うのか、1プロジェクト当たり払うのか、がわかれば、そのひとの年収額もわかります。

いまのわたしの半分あるかないかくらいでした。

さすがに直属の上司になるのはちょっと気まずすぎるので、そのことについては事情を上のひとたちに説明して、許してもらいました。


いい会社にはいることは、やっぱり(たぶん)いい人生につながると思います。

お金はないよりはあったほうがいいです。

悪人になりましたが、それでも・・・。

 問題:
  これから新しいシステムをつくるときと、既にあるシステムを改修したり作り直したりするとき。
  どっちがより大変でしょうか?

 答え:
  後者。

たぶん技術者のひとならだれでも、

 「いままで存在しない新しいモノをつくりたい」

という想いのほうが強いと思います。

それならば自分のポリシーや感性、あるいは好みにもとづいた作り込みができるからです。

しかし、現実のシステム開発においてはその大半は「だれかが昔つくったシステムを元に・・・」的なお話だったりします。

ということはいろいろあれこれ言われてはいますが、実際問題として技術者に(限らないかもしれないけど)最も求められるスキルとはなにをさておいても「目の前に存在していて、動いているものを理解する」技能である、ということになるかと思うのですね。

これがねーちょーたいへん。

だって、自分とは思考回路がぜんぜんちがう他人の考えたロジックなのです。

「わたしだったらこうつくるのになー」という疑問というか文句をつねにぶつくさいいながら「分析」そして「理解」というひじょーに地味で 退屈な作業をすることになります。

プログラマーになったばかりの頃。

そのころは、みるものきくものすべてがはじめてなので、素直に(ある意味では単純に)そうした旧システムをみて感動したり、一生懸命に覚えようと思うだけでした。

でもすでにそれなりの経験を積んできて、自分なりの考えをあれこれもつよーになった現在。

旧システムをみると(まったく感動したり感心したりしないわけではもちろんありませんが)基本的には「えーなんでー?」という考えのほうがまず頭に浮かびます。

システム開発の世界でひじょーに根強い考え方のひとつに、

 「プログラマー35歳限界説」

というのがあります。

わたしはまだこの年齢まではかなり猶予が残されているのですが、それでも、思います。

ここでいうところの35歳でダメになる、というのは、ひょっとして頭の働きがーとか体力がーとかとかみたいなそんな物理的なお話ではなくて、 (もちろんそれもあるでしょーけど)いっちばんの原因は「自分の考えができる」ことにあるのではないかなーと。

プログラマーさんというのは、基本的にただ言われるままにプログラムをつくるひとのことです。

言われるままに、ということは、つまり、自分の考えをもたない、とゆーことをそれなりに意味します。

逆をいえば、ずっとプログラマーをして、いろいろなシステムをつくったり経験して、そしてヒドイ目にあったり素晴らしいシステムを完成させた喜びに出会ったりしてるうちに、ふつーのひとは自分の考えをもつよーになるはずだ、ということでもあるかと思います。

それでもたないようなひとはシステム屋さんとして困るよ?、ということなのではないかな、と思うよーになってきたのです。

 「わたしならそんなことはしない」

最近、そう思うことがとても増えてきました。

それはつまり「自分の思うようなシステムをつくりたい」「自分のしたいことをしたい」とゆーことでもあります。

まだ学生だった頃に思っていた気持ちととても似てはいますが、同時にまったく似ていない気持ちでもあります。

学生のころはそもそも自分がなにができるのか、なにがしたいのか、何者なのか、それが確定していなかったので、どちらかというとそれは「まだ確定していない自分を確定させたい」という目的の為であった気がします。

でもいまのこの気持ちは、

 「自分は確定した」

 「自分は○○という存在である」

 「だから、自分は□□をしたい」

という感じなのだねーと思うのですね。

あーこれがつまりは「プログラマー(=ひとに言われたものをつくるひと)」から、「システムエンジニア(=自分で考えるひと)」になることなのだなぁ、、といった感じです。

ほんとは、自分で考えて、自分でつくりたい、のだけどねー。

わたしが考えたモノと、いくら説明しても違うモノをつくるプログラマーのひとたちにかなりいらいらしてたりもしますw

つぎに必要な技能は「自分の考えを人に説明して伝える」「伝えて、思い通りに動かす」技能というか段階だわねえ。

はっ!?

ひとをおもいどーりにうごかす。。(それって!!!

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