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みここ
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1980/07/24
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つまり、たしかにキャリアパスとしてはそれはよくわかるお話なのです。
システムエンジニアだけではシステムはつくれませんし、ましてやプロジェクトリーダーはただ単に管理して命令するだけの人です。
「35歳限界説」なんてお話は有名で、これは「35歳すぎてもプログラマーをしてるエンジニアはつかいものにならない」みたいなお話です。
それだけの年月をひたすらプログラミングに費やしてきたひとたちのコーディング技術は、たいていの場合、そりはそりはすばらしいものでした。 芸術だなーって思うようなソースを書くひとを何人もわたし知っています。 海外では、プログラマーがシステムエンジニアよりも下だ、なんてお話はないらしいです(やっぱり?? だって、優秀なプログラマーのひとがいないと絶対よいシステムなんてつくれません。 優秀なテスターのひとは実はへたをするとPGやSEよりも必須かもしれない(とくに銀行系とかみたいな大規模で絶対にバグが許されないようなものをつくるときには・・・)くらいだったりします。
それは日本で非常に多い開発形態である「多重請負」のせいだと思います。 A社がほしいと思うシステムをB社に依頼すると、B社は「わたしたちがつくります」といいつつ、より単価の安いC社にその実際の作業をさらに依頼して、C社はさらに・・・というのをどんどん繰り返していく構造です。
この会社間の階級というかランクみたいなものが、自然とそのなかで働くひとたちの意識にも反映されるのかもしれません。
零細企業、下のランクの企業、の開発者ほど、ひとりでなんでもすることを要求されるので、自然と能力が伸びます。 逆に上のほうのひとほど、よくいえば専門バカ、わるくいえば汎用性がない(その業務でなら強いけど、ちょっと技術や業務内容が時代の流れでうごいていくと対応できないようになる)ようになっていきます。
ぬるま湯のなかで開発してる上位ランクの社員のひとたちと、死にものぐるいで働いている下位ランクの社員のひとたち。 どうかんがえたって、開発経験の密度は下位のひとのほうが上にはるかに上に決まっています。
なので経験はすごいのですが、教育を受けていないので、若いころはよくても年をとってもずっとそこにいるとやがてやっぱり使い物にならなくなります。
1、若い頃は下位ランクで密度の濃い無茶で理不尽な(だからこそ急成長できる)開発現場で経験を積む。 2、上位ランクの企業のひとたちには想像もつかないスピードで下位ランクの企業の若手は成長します。 3、成長が止まったとはいっても、同じだけの時間が入社から経過しているはずの上位ランクの同期のひとたちは確実に追い越しています(現時点では)。 4、ここでそのまま下位ランクで働いていると、日々の作業に追われ続けるので、成長は非常に鈍いです。 5、そのあいだも上位ランクのひとたちはゆっくりまったりとではありますが、きちんとした教育を受けて徐々に成長を続けます。 6、運命の分かれ道です。 7、上位ランクの会社にはいることができました。 PR |