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こころのむくままきのむくままにげーむして遊ぶ日々
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うるてぃまおんらいん in いずも いべんとぺーじ

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/1319/

 むかーしむかーしウルティマオンラインで遊んでた頃の日記などがあります。

 なつかし?

 

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ふつー、システム開発のひとは、テスター(テストをメインに仕事にする人)、プログラマー(下流工程をメインに仕事する人)、システムエンジニア(上流工程をメインに仕事をする人)、プロジェクトリーダー(テスター・プログラマー・システムエンジニアを管理監督する人)の順でだんだん階級が上がっていきます。

階級が上がっていく、ということは、つまりお給料も上がっていく、ということですし、それだけ高度なスキルが要求される(はず)だと考えられていることになります。


ただまちがいなく言えることは、テスターの経験がないプログラマーさんは使い物になりませんし、テスター&プログラマーの経験がないシステムエンジニアもそれは同様です。


プロジェクトリーダーもおなじお話がいえると思います。

つまり、たしかにキャリアパスとしてはそれはよくわかるお話なのです。


でも、システム開発では、優秀で経験豊富なテスターさんもプログラマーさんも必須です。

システムエンジニアだけではシステムはつくれませんし、ましてやプロジェクトリーダーはただ単に管理して命令するだけの人です。


そこで思うことなのですが、べつにムリにテスターからプログラマーになったり、プログラマーからシステムエンジニアになったり、システムエンジニアからプロジェクトリーダーになる必要はないのではないかなーと(というか、みんなになられても困る、というか・・・w


日本では何十年もずっとプログラマーをしてきたひとをとってもバカにする傾向があります。

「35歳限界説」なんてお話は有名で、これは「35歳すぎてもプログラマーをしてるエンジニアはつかいものにならない」みたいなお話です。


で・も・ね。


40歳とか、50歳とか、60歳とか、のかなりご高齢のプログラマーのひととわたしお仕事したことあるのだけど、そりゃそのお年でいまだにVBとかCOBOLしかできなかったりしたら、ちょとこまりものですけどー。

それだけの年月をひたすらプログラミングに費やしてきたひとたちのコーディング技術は、たいていの場合、そりはそりはすばらしいものでした。

芸術だなーって思うようなソースを書くひとを何人もわたし知っています。

海外では、プログラマーがシステムエンジニアよりも下だ、なんてお話はないらしいです(やっぱり??

だって、優秀なプログラマーのひとがいないと絶対よいシステムなんてつくれません。

優秀なテスターのひとは実はへたをするとPGやSEよりも必須かもしれない(とくに銀行系とかみたいな大規模で絶対にバグが許されないようなものをつくるときには・・・)くらいだったりします。


じゃ、どして、日本ではそんな変な風潮がシステム開発の世界であるのかというとー。

それは日本で非常に多い開発形態である「多重請負」のせいだと思います。

A社がほしいと思うシステムをB社に依頼すると、B社は「わたしたちがつくります」といいつつ、より単価の安いC社にその実際の作業をさらに依頼して、C社はさらに・・・というのをどんどん繰り返していく構造です。


大規模なシステムほど、この繰り返しの数が増えていくので、5次請けとかひどいときには6次請けなんてお仕事もわたししたことあります。


この場合、A社はポジション的には「プロジェクトリーダー」で、B社は「システムエンジニア」で、C社以下は「プログラマー」「テスター」のような 感じになります。

この会社間の階級というかランクみたいなものが、自然とそのなかで働くひとたちの意識にも反映されるのかもしれません。


ただ、ここで勘違いしちゃいけないのは、C社以下のなかで実際に作業する人間は、一人何役もすることになります。

零細企業、下のランクの企業、の開発者ほど、ひとりでなんでもすることを要求されるので、自然と能力が伸びます。

逆に上のほうのひとほど、よくいえば専門バカ、わるくいえば汎用性がない(その業務でなら強いけど、ちょっと技術や業務内容が時代の流れでうごいていくと対応できないようになる)ようになっていきます。


そりゃーそうですよね。

ぬるま湯のなかで開発してる上位ランクの社員のひとたちと、死にものぐるいで働いている下位ランクの社員のひとたち。

どうかんがえたって、開発経験の密度は下位のひとのほうが上にはるかに上に決まっています。


ただし、下位のひとたちは「教育」の余裕がありません。

なので経験はすごいのですが、教育を受けていないので、若いころはよくても年をとってもずっとそこにいるとやがてやっぱり使い物にならなくなります。


つまり、こういうことになります。

 1、若い頃は下位ランクで密度の濃い無茶で理不尽な(だからこそ急成長できる)開発現場で経験を積む。

 2、上位ランクの企業のひとたちには想像もつかないスピードで下位ランクの企業の若手は成長します。
   ただし、下位ランクでは「教育」がほんとに最低限しか行われないので、ある一定のところまでくるとぴたっと成長が止まります。

 3、成長が止まったとはいっても、同じだけの時間が入社から経過しているはずの上位ランクの同期のひとたちは確実に追い越しています(現時点では)。

 4、ここでそのまま下位ランクで働いていると、日々の作業に追われ続けるので、成長は非常に鈍いです。

 5、そのあいだも上位ランクのひとたちはゆっくりまったりとではありますが、きちんとした教育を受けて徐々に成長を続けます。
   ただし、修羅場に放り込まれるわけではないので、下位ランクのひとたちとちがってその成長速度にはかなりのばらつきがあります。

 6、運命の分かれ道です。
   上位ランクの会社では、育ててきたなかで結局育たなかった新規社員をもてあまして、閑職に追い込んだり、左遷したり、最悪辞めるようにしむけたりします。
   このへんは見事なものです。専門のプロのひとたちがいますから。。
   そこでポストに穴が空きます。
   中途採用希望者の募集が行われます。
   そこに下位ランクのひとたちの下位から上位へのランクアップの道があります。

 7、上位ランクの会社にはいることができました。
   経験値の量は、さいしょから上位の会社に新入社員からいたひとたちとは比べものになりません。
   ただし、各会社ごとに独自の業務知識というかそれぞれことなったノウハウが必要ではありますから、この部分ではプロパー(生え抜き)のひとたちに中途(外様)のひとは到底及びません。
   また、会社はプロパーと中途では、やはりどうしてもプロパーのほうを優先します。
   おなじくらいの能力の人間がふたりいてどちらかを昇進させるとしたら、やはりプロパーを選ぶものです。
   ここからは努力です。
   それでも、かつての環境よりははるかにめぐまれた待遇と仕事内容なのですから、頑張れるでしょ?

独断と偏見で、どーいう会社が「いい会社」なのかについて語っちゃいたいと思います。

 

1、資本金の額は多ければ多いほどよい

 資本金の金額は、その会社の社員に対する待遇と直結しています。 

 ここで言う「待遇」とは、お給料の額のことではかならずしもありません。 


 A社の資本金が100億、B社の資本金が10億、C社の資本金が1億、D社の資本金が1000万円だとします。

 じゃ、A社はD社の1000倍のお給料がもらえるのかというと・・・そんなわけはないよねw 

 AとBとCが、Dよりも、たくさんお給料もらえるのは間違いないです。 

 でも、AとBとCの間で、そのままお給料の額が大中小になっているかというとー意外とそんなことなかったりします。

 ただ、年収はそうなのですが、オフィスの環境とか、福利厚生とか、そういったお話はこれはもう資本金の額に綺麗に比例します。 

 100億の会社で働くひとたちは、自社ビル(かそれに準じる)ところで働いてますから、ビルのオーナーに気を遣って働かなければならない・・・なんてことはまずありません。

 仮に貸しビルにオフィスがあったとしても、その貸しビルは繁華街の真ん中かそのすこしはずれにあり、綺麗で、最新設備もあり、といった感じです。 

 10億の会社はちょっと微妙。 

 1億の会社はもっと微妙。

 1~10億クラスの会社は結構数が多いので、ある程度の基準みたいなものは自然とできあがってるみたいです。 

 このクラスの会社さんたちは、どこにいっても似たようなオフィス環境でした。


 最悪なのが1000~5000万円クラス。 

 このクラスは会社としては要するに下請けクラスですから、オフィスのお掃除も社員がします。

 セキュリティなんてないも同然です。

 社内ネットワークもよく切れたり、その対応するひともいなかったり。。 

 そもそも基本的に下請けクラスはひとを外に派遣することで食べてる、要するに人売りみたいなものですから、オフィスになんて社員のうちのごく一部しかほとんどいません。

 そして、その社員のひとたちはころころ入れ替わります。


 また、客先常駐というのものがどれだけ気苦労が多いものか、、、これは下請けクラスで働いたことのある正社員のひと、あるいは契約社員のひと、派遣社員のひとたちならよくわかるかと思います。 

 でもでも契約社員や派遣社員のひとは、将来の保証とひきかえに、月収の額は正社員のひとよりかなりいいのです。

 「いまがよければいいやー」という考え方のひとなら、契約社員や派遣社員、さらにはフリーエンジニアのほうがきっといいと思います。

 年収2000万円なんて、正社員でなろうとおもったらえらいことですが、フリーエンジニアではけっこーそんなひといます。。

 

2、残業代全額支給じゃないとだめ 

 これはもう当たり前。 

 裁量労働制、みなし残業制、残業代の一定額支給、などなどはぜーったいにダメです!!!!(きっ 

 サービス残業させられる会社だと、会社はいくらでも社員に残業させます。

 残業いくらしてもお金にならない(あるいは一定額しかもらえない)のって、すっごい勤労意欲そぎますよー。 

 というか生涯年収に換算したら、すっごい額会社にぬすまれちゃってるわけで・・・。

 

3、フレックスタイムはだめ 

 フレックスタイム制の会社は駄目です。 

 なぜ駄目かというと、「残業がしにくい」からです。 

 しにくいというか、フレックスタイム制の会社は基本的に10~15時前後がコアタイム(この時間帯は全員出勤しなければいけない)で、あとは自由です。 

 自由というか、要は1日8時間以上働けばいいよーとなります。

 こういう環境だと、上司はなんとなく10時間とか12時間働いている人に対して冷たい目を向けるようになります(ほんとよ?

 フレックスタイム制で残業代払いません、という会社はけっこーめずらしいのですが、これはこういう理由です。 

 残業しずらいのです、フレックスタイム制。 

 いくら残業してもお金にならないのもつらいですが、ぜんぜん残業させてもらえない(つまりお金がほしいときに稼げない)のもつらいです。


 ただし、世の中にはヘタに残業代もらうよりもよっぽどたくさんのお給料ははじめからくれる会社様も(ごく少数ながら)存在しています。

 そーいうのは例外だったりしますw

 

4、カジュアルはだめ

 私服でいいよーという会社があります。 

 ダメです(きっぱし


 楽じゃん、とか、お金かからないじゃん、とかいう声もきこえてきそう(きょろきょろ)ですが、大切なことを忘れてはイケマセン。

 それはなにかというと、「実力がないひとはいずれ危ない」という事実。 

 やっぱりひとはひと。 

 制服着てないと、どーしてもお仕事ふまじめ(というかわきあいあい?)になるのでする。 

 私服OKな会社のひとで、入社してどんどん能力がのびたひとあんましみたことありません。

 さいしょからすっごい能力高くて、入社後もそのポテンシャル保ってるひとならけっこーいるとおもうけど・・・(それはまた別のお話 


 ただし、能力と年収や社内的ポジションは必ずしも比例するものではありません。

 能力は今でじゅーぶん、あとはたのしく人生おくりたい~♪、というのでしたら話は別だったりします。

 私服だとやぱりリラックスして楽しくお仕事できますからね。

 そのかわりいまいち緊張感がないのですが・・・まあ、それは、ね・・・。

 

5、外資系はだめ 

 3「フレックスタイム」と4「カジュアル」はけっこー外資系(あるいは外資が親会社)の会社に多いです。

 外資系のところというのは、いい意味で言えば能力主義で、べたべたした人間関係があんましない傾向にあるみたいです。

 強制飲み会の回数も国内資本に比べると少ないですし、社員旅行とかもしないところのほうが多いです。

 そのかわり、外資系の会社を訪問してみると、ひとつ気がつくことがあります。 

 それは「やたらと若いひとばっかり」という点。


 いないのです。

 あんましご年配のひとがー。 

 これをよくグローバリズム万歳的な知識人のひとたちが「能力主義の結果だ」みたいな言い方をします。

 でも、ちがうの。

 どしてかっていうと、本国(外資なんだから当然本国があります)のひとたちをみてみると、ちゃんとご年配のひといっぱいいるから・・・。


 そりゃーそうよねー。 

 中国とかに進出してる日本企業も同じことしてるんだけど、中国の日本出資企業で働く中国の人たちからみたら、わたしたち

 日本が「外資」です。 

 そして、こっちはお金を儲けるために中国にお金だして会社つくって人雇ってるんだから、とーぜん若くて給料安いひとしかイヤです。

 能力主義じゃないの。 

 たんに国際的な意味での「下請け」なだけ(^^;

 外国のひとたちが、日本人の社員のひとたちのこと、自国民の社員のひとたちと同等に考えると思うー?

 逆を言えば、会社をみたときにちゃんとご年配の社員のひとがいる会社は、ちゃーんと定年まで働ける(可能性が高い)いい会社ってことになります。


 それにね。 

 若い人ほど(って、わたしもまだ若いけど!!!)お年寄りを軽視する傾向があると思うけど(たぶん)、やっぱり経験は大事。

 昔の知識がないとわからない問題って、実はいっぱいあるし、それはそのころ生きて働いていた人たちからしかやっぱり教えてもらえないのだ(本で読んでもだめー。 

 それにそれにやっぱりご年配なひとって、仕事場の空気をつくったり、読んだり、変えたり、あるいはお客様と折衝したり、といった「対人スキル」では若い人より圧倒的にすごいです(例外もあるケドw

 こればっかりは年の功がないとむりなのよねー。。


 ただ、短期間に一気にガーっと稼いで、それで自分で会社おこそうと思ってる、とか、そーいうパターンの場合は別です。

 フリーランスほど危険じゃなく、かといって国内系だったらありえないほどの高収入、というのが外資系では可能ですので。

 一生いよーと思っちゃだ・め・よ♪、なのですが~。

 

6、繁華街にオフィスがない会社はだめ

 土地の力というものをバカにしてはいけませぬ。 

 ひとがいっぱいあつまるところ、お金がいっぱいあつまるところ、そんなところで毎日仕事をしているひとと、そうでないひととでは、すぐにではでなくても時間が経つにつれて着実になにかがちがってきまふ。


 さびれた場所にいると、その場所をさびれさせた「なにか」がどよーんと徐々に染みついてきます。 

 すっごい非科学的なお話だけど、これはねー、、、ほんとそうみたいなの。

 科学では説明できないコトもあるのですだよ(たぶんほんとは科学的な根拠もあるきがすりゅ?


 楽しくわいわいお仕事して一生終えたいなーってひとは、逆ですけどね。

 そのバヤイはいっそすっごい田舎のほうがほのぼの&まったりとお仕事できるかと思います。

 若い頃からいきなりそれしちゃ駄目だとは思いますが。

 それなりに自分でどこにいってもごはんたべられるだけの知識と経験(=手に職?)つけてからじゃないとね。

 

7、社内開発100%じゃない会社はだめ

 客先常駐させる会社はダメです。

 アウトソーシングっていう単語が業務内容にある会社は、客先常駐を必ずさせます。

 社員の人数に比べてオフィスが小さいところは、(物理的にムリなのですから)間違いなく社員を下請けとして派遣しています。 

 派遣されるのなら、ピンハネ額の少ない契約社員や派遣社員、あるいはフリーエンジニアにはじめからなったほうがいいです。

 もらえるお金の額が全然ちがいます。


 正社員になるのは、きちんとひとつの環境に腰を据わらせて、ゆっくりしっかりと仕事をして自分を育てるためです。

 そうでないと将来の保証なんてありえないです。 


 客先常駐させる会社は、社員を育てる気がない、と言っているのとイコールです。 

 自分だけで自分を育てる(あるいは将来を保証する)のなら、より報酬額の多い契約形態をとったほうがいいにきまってます。

 正社員がやたらとピンハネされるのは、会社として育ててもらい、会社として将来を保証してもらう、そのための手数料です。

 手数料だけとっておいて、その義務を果たそうとしない会社にいるひとは、いずれ会社に裏切られます(すでに裏切られているのだけどね)。


 それに、社外にひとをだしちゃってる会社では、技術の蓄積が進みません。

 技術が蓄積されていかない会社がのびることもありえません。

 たまににもかかわらずのびてる会社をみかけますが、たいてーしばらくみてると社員の人たちに「ふざけるな」的な反乱を起こされて有能な人材に逃げられ、あっさり空洞化が進んでいきます。 


 というか、会社がいくらのびたって、社員のわたしたちにとっては待遇とか仕事内容がよくならないと意味がないわけで・・・。

 

8、募集内容に注意

 複数の開発言語が募集要項にならんでる場合、その最初(いちばん左)の言語がその会社におけるメイン言語です。 

 たとえば、「JAVA、C++、VB、その他」とあったら、開発における使用言語の90%はJAVAだと思った方がいいです。 

 会社としては優秀な人材はいくらでもほしいので、面接のときに「C++の経験が豊富です」と答えるひとがいたとしても、「はいってから勉強してもらえばいいから」とか「C++の案件もあるから」などと、言います。 


 断言します。 

 面接時にそう言っていたからといって、実際に採用されたあとに「いま勉強中です」みたいな感じで仕事をしていたら、「今度はいってきた子は能力低いね」と上司のひとも人事のひとも即座にみなします!!! 

 「いえ、面接のときにわたしはC++の経験がほとんどで、JAVAはあまりだとちゃんと・・・」などと言ってもきいてくれません。

 そこで頑張ってJAVAを覚えて実務経験を積んで、それを財産として次のもっとランクが上の会社に行く、という選択肢を選ぶのならば別にそれはそれでいいのですが、もしそうでないのならば気をつけなければなりません。 


 基本的に転職時には、前職における年収額より50万円くらいアップが限度です。 

 そして、前職の年収がいくらだったのかは、源泉徴収票でちゃんとチェックされます。

 年収アップと能力&経験値アップ、どっちを優先するのかは難しいところなのですが、とにかくあんまり査定が悪いとつぎの転職にも影響がでる・・・ということだけは覚えておかなければならないと思いまふ。

 

9、パッケージ開発会社に注意

 システム開発にはいくつかの業務パターンがあります。


 いちばん簡単にはじめられて楽に儲かるのが人間をただ派遣していればいいアウトソーシング系。 

 ただし、これは単純に所属するエンジニアの人数がそのまま会社の売上額ですし、エンジニアも馬鹿ではないのでずーっとこれをしてるとやがて逃げていってしまうので、会社の空洞化を招きます。


 いろいろな会社からの案件をその都度受けて頑張る受託開発系。

 これはアウトソーシング系とかなり似ているというか紙一重な部分があるのですが、開発の主導権がべつの開発会社(あるいは依頼元企業)にあればアウトソーシング(この場合、ひとをそちらに貸し出すことになりますので・・・)という名の人材派遣ですし、主導権が自分たちにあれば受託開発です。 


 この違いがなにか重要なの?、というと、じつは非常に重要です。

 なぜなら主導権が相手にある場合、開発によって得られるノウハウのいちばんおいしいところは絶対に独占しようとするからです。 

 どんな開発もかならずそれによって得られる知的財産(他のプロジェクトに応用可能な基礎クラス、ドキュメント、等)がありますが。。


 この蓄積はかなり会社の将来を左右します。

 わたしも経験があるのですが、たとえばある案件がお客さんからきたとします。 

 その案件とよく似た案件をすでに過去に開発済であった場合、戦略として2パターンあります。

 普通どのお客さんも(一応)おおまかな調査などをして、その案件を開発するのにどのくらいの工数(予算)が必要なのかは調べてます。 

 すでに開発済のもろもろを応用(というか流用)できるのならば、その本来の工数よりも大幅に短縮した工数での開発が可能となります。 


 そこで、パターン1「うちは優秀なので、他社よりもこんなに少ない工数でつくれちゃいます」大作戦。 

 お客さんの目の色は明らかに変わります。 

 こういうことを何度かしていると、そのうちに「専属契約しませんか?」みたいなお話になって、その会社様の案件すべてをまかされるようになっちゃったりするのです(おいしひ


 逆に、あんまりその会社様と専属契約してもうまみがなさそうな場合。 

 これは小さい会社様ですねー。 

 大きいところなら、その後もいろいろまた案件がでてくるでしょうから、まちがいなくパターン1ですけど、小さいところなんてそうそうシステム開発が必要になることありません。


 そういう場合には、パターン2「本来必要であろう工数よりすこしだけ少なめの工数をお客様に提示して、実際の作業は少ないぞ、と」大作戦。

 お客様には「いやーなかなか大変ですね」みたいなお芝居をしておいて、実際には他案件の開発済システムの流用ですから、ささっと終わらせて他の案件の開発にリソースをまわしちゃいます。

 そしてお金はちゃんといただきます(おいしひ


 3番目が、うまくヒットすれば一気に会社が大きくなる可能性のあるパッケージ系。

 ただし、パッケージ製品はどこでもすぐにつくれるようなものなら商品価値がないので、なんらかの独自技術やアイデアの蓄積が必要となります。また、パッケージは開発してすぐに売り出せるものではなく、リリースまで何年もお金と人材を投資しなければなりません。

 売れればいいのですが、もし売れなければこれらはすべて虚空に消え去るのですから、そのリスクはおそろしいものがあります。 


 最後に、ある特定の会社様(多くは大企業)と直取引で、その開発を一手に引き受けるグループ企業系。


 さて、これらでいちばん安定していて待遇も良く、仕事内容もいいのはどれでしょう?

 答え:グループ企業系。

 じゃ、逆に、いちばんだめなのはどれでしょう?

 答え:グループ企業系以外の全部(俗にいう"独立系"よね)


 ただ、そのなかでも特にだめなのが「パッケージ開発」系です。

 なぜかというと、アウトソーシング系・受託開発系は広く浅くいろいろな案件を担当できる場合がほとんどなので、そのときは苦労しなきゃいけなくても、あとで次の転職先への道のための経験値となりえるからです。 

 ところがパッケージ開発系はあたりまえですが非常にかたよった(狭く深く)開発に従事することになるので、ある特定の業務知識は身に付きますが、これはまずいのです。 


 どうまずいのかというと、「パッケージ系は将来性がかなり不安」なのです。

 もちろんOracleとかあのクラスになっちゃえば話は別なのですが、勘定奉行とかみたいなクラスまでだとなにかあればすぐぽしゃります。 

 「いい会社」とは、「一生いても大丈夫」「一生いたい」会社のことですが、逆に「そこにいることでもし会社をクビになっても次の会社でも活躍できるだけのなにかを得られる」会社のことでもあるのです。


 知っているかぎりでも、かなりの数のエンジニアがパッケージ系に就職して、そしてそのパッケージがなにかでぽしゃって、会社の業績が急速に悪化して待遇が悪くなったり準備不足で転職せざるを得なくなったひとが何人もいます。

 パッケージ系を選ぶのなら、最大手クラス(ベンダー資格をその会社で独自にだしてるくらいのクラス)以外はダメです。 

 いちかばちか、今はマイナーだけどいずれは!?、とゆーところに賭ける手もあるにはありますがw

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